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戸建てが出来るまで①地盤調査~基礎配筋

今回は更地の状態から木造一戸建てが出来るまでの地業~基礎配筋までのご紹介をさせて頂きます。

更地

 

地盤調査

まず基礎工事の前に地盤調査を行います。地盤は建物を地下で支える土台となる部分であり、どんな状態であるかの確認は安全な家づくりのためには欠かせない作業である。一戸建ての場合、一般に行われるのはスウェーデン式サウンディング試験と呼ばれる、簡単に言えば、地面に重りを載せてその沈み方で地盤の強さを見るというもの。建物の形状に合わせて四隅と中央の5箇所で行われる。

地盤調査2

 地盤改良

地盤調査によって最適な地盤改良方法を考え、工程を組みます。表層改良工法(軟弱地盤が2mくらいまでの場合)柱状改良工法(軟弱地盤が2m以上8mまで)、鋼管杭工法(軟弱地盤が2m以上で深度30mくらいまで施工可能)の3種類があり、今回は柱状改良工法、簡単に言えば土の中にコンクリートの柱を作るやり方を採用しました。

柱状改良

セメント系固化材と水を混ぜたセメントミルクを圧送圧力で噴出されるスリラーを機械撹拌によって現地土と混合撹拌を行い柱状地盤改良体を造成します。特徴としては近隣に及ぼす騒音・振動の心配がほとんどありません。また、施工工期が、短期間で施工でき、特殊固化材を使用することによって腐植土等の地盤にも対応することが出来ます。軟弱な地盤や支持層がない場合でも、このような柱状体の周面摩擦力を高める改良処理によって安定した地盤になります。

遣り方とは

正確に建物の位置を決めるために行う作業のことです。地縄張りの後に行われます。建物の外壁線より50~60cm離した所に杭を打ち、貫板と呼ばれる幅10cm程度の木板を、建物をぐるりと囲むように設置し、そこに隣地境界線や道路境界線から正確に測定し建物の外壁線を記します。仮設とはいえ立体設計図と言っても過言ではない物なので遣り方を間違えるとこの後の工程は全て図面と違うものになってしまうという、とても重要な物です。

遣り方 遣り方2

根切り

根切りとは基礎を造るために、地盤面より下にある土を掘削して、基礎ができる所要の空間をつくるために行う作業です。遣り方を基準にして、各工程を行います。
根切りで大切なのは、図面どおりに深さ・幅が掘削されているかをチェックします。
基礎底、捨てコンクリートや砕石の厚みに応じて、根切り深さを決定します。もし、深さが足りなかったりすると今後の作業が図面どおりに確保できなくなる恐れがあります。

根切根切2

砕石~転圧~防湿シート

そこに砕石を5cmほどの厚みで敷き、転圧(重さをかけて締める)。ランマーという機械で、砕石が敷き詰められ、しっかり転圧し機械加圧によって締め固められ安定した地盤を形成します。そして捨てコンクリート(今後の作業のためのガイド)が打設され、その上に防湿シートが敷かれます。防湿シートには地中の湿気が上がってくるのを防ぐ役割があります。これも重要な工程になります。

砕石

捨てコンクリート防湿シート

防湿シート

配筋工事

配筋は基礎の要となる重要な作業です。捨てコンクリートに記された墨を頼りに、いよいよ配筋工事です。配筋は基礎の底にあたる底盤(コンクリートスラブともいう)を先に行い、その後、基礎の立ての部分にあたる立上り部分を行います。鉄筋と鉄筋は結束線で結んで固定します。これをしておかないとコンクリートを打設するときに、鉄筋がずれてしまうことがあるからです。配筋は、本数や位置、高さ、間隔などの基準が設けられています。 この基準がしっかりと守られているかどうかは非常に重要で、そのための検査も全ての現場で実施しています。

当社では、検査基準に従い厳格に検査を行う第三者機関が立ち合い検査しており、配筋検査での主なチェックポイントは、鉄筋の太さ、鉄筋の並ぶピッチ、鉄筋はどこかでつながないといけないのでそのつなぎ方、それに、コンクリートのかぶり厚さ(鉄筋の周りにコンクリートがどんな厚さでついているか)など多様な検査です。

配筋

IMG_3143

 

まとめ

今回は木造戸建てが出来るまでの地業部分のご紹介をさせて頂きました。

建物にとって重要な基礎の下、基礎の中身がどのようになっているかがお判りいただけたでしょうか?

家づくりは一生に一度か二度、せいぜい三度と、そんなにあるものではありません。
ですから、誰もが「わからないことづくし」が当たり前です。

出来るまでの順序や行われていることを知っておくと安心できますよね♪

次回は②基礎コンクリート~上棟をご紹介致します。

 

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