一戸建て VS マンション vol.2
気候も暖かくなり、お出掛けするのには気持ちのいい季節ですね♪
今回は前回の続きで『一戸建てとマンションのメリット&デメリット』のついて考えていきます。
3:将来を考えるとどっち?
構造的に長持ちするのはマンション!リフォームなどの自由度は一戸建て!
■長持ち度
コンクリートでできているマンションのほうが、一般的な木造の一戸建てより長く持ちます。一般的にはマンションで50年~70年、一戸建てで35年~50年と いわれています。ただし、一戸建てにもコンクリート住宅など、木造以外の家もあり、最近では長持ち住宅を普及させようという動きも活発で、マンション・一戸 建てとも寿命が延びつつあります。
■耐震性能
マンションのほうが、耐震性能が高いと考えられがちですが、実際にはきちんとした設計・構造であれば、一戸建てでも問題ありません。マンションで普及している基礎 部分にゴムを挟んで揺れを逃がす免震工法など、最新の工法は一戸建てにも採用されつつあります。ただし、築年数が古いマンションや一戸建てでは耐震補強などの 工事が必要な場合も。
■リフォームの自由さ
圧倒的に一戸建てのほうが有利。マンションには専有部分と共用部分があり、例えば玄関ドアやサッシなどは共用部分なので自由に替えられません。また、専有部分であるフローリングも下階への影響の点から管理組合の許可が必要なことがあり、いろいろ制約が多いです。一戸建ての場合はリフォームから将来の建て替えまで自由にできます。
4:かかるお金はどちらが有利?
マンションでは毎月管理費や修繕費がかかる!一戸建ては修繕費の準備が必要!
■購入価格
立地や広さなど条件によってケースバイケース。ただ仮に同じ立地、広さとして比較すると、一戸建てが高くなることが多いです。これはマンションと一戸建ての土地の持ち分比率の違いからくるもので、マンションは各住戸の広さに応じて居住者で土地を共有するが、一戸建ては一人で所有します。土地分が多いだけ、一戸建てのほうが高くなるということです。
■諸費用
新築、中古を問わず、マンションにも一戸建てにも同じようにかかるのは契約のための印紙代や登記費用、ローン保証料など。新築マンションでは将来の大規模修繕に備える修繕積立基金が加わります。また中古物件だと仲介会社に支払う仲介手数料(物件価格の3%+6万(税別))がかかり、諸費用の大まかな目安は物件価格の3%~8%程度だといわれています。
■ローン以外の費用
マンションには、一戸建てには必要ない管理費や修繕積立金(修繕積立基金とは別に毎月積み立て)、駐車場代などがかかります。ほかにも専用庭やルーフバルコ ニーなどに使用料がかかることも。一方、一戸建ては、管理費はないが、自分で清掃するなど労力がかかります。さらに数年ごとのメンテナンスが望ましいため、費 用は事前に用意しておきましょう。
マンションか一戸建てか、どちらを選ぶかはライフスタイルと深くかかわってきます。例えば主要都市で電車通勤するディンクスなら利便性の良いマンションのほ うが機能的。一方、子育てファミリーなら、周囲に公園なども充実した、環境の良い一戸建てのほうが向いているなど、自分たちの今、そして将来のライフスタ イルを考えて選択しましょう☆