リフォームとリノベーションの違い?
4月に入り桜も散ったこのごろですが、暖かくなったり急に寒くなったり季節がわかりずらい時期ですね。
今回はリフォームとリノベーションの違いについて投稿させて頂きます
リフォームとは
リフォームとリノベーションは混同されやすい言葉ですが、意味が全然違います。
一般的に「リフォーム」とは、老朽化した建物を新築の状態に戻すことを言い、賃貸マンションや賃貸アパートの場合には、入居者退居後、その入居者の住む前の状態に戻すことを指す場合があり、原状回復とも言われてたりします。
要するにマイナスからゼロに戻すということです
リノベーションとは
「リノベーション」とは、既存の建物に大規模な工事を行うことで、性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることを言います。
英語で「renovation」は「革新、刷新、修復」を意味し、リフォームがマイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能の回復という意味合いに対して、リノベーションはプラスαで新たな機能や価値を向上させることを意味します。
よりデザイン性の高いものに改良したり、住環境を現代的なスタイルに合わせて間取りや内外装などを変更したりすることなどが含まれます。
例えば、耐久性や耐震性を高めるために壁の補修を行ったり、家族が増えたので、仕切りの壁をなくして、広々としたリビングダイニングキッチンにしたりすることなどが「リノベーション」に該当します。
リフォームとリノベーションの違い
現在は「リフォーム」と「リノベーション」持つ意味は非常に曖昧になってきています。その代わり、工事の規模や住まいの性能によって、この2つを使い分けるようになりました。
システムキッチンやユニットバスの入れ替え、設備の変更や修繕、システムキッチンやユニットバスの入れ替えや屋根の張り替えなど、一箇所のみを修繕することを「リフォーム」と言います。
一方、間取りを変えたり、住宅の床に温水暖房の配管を通したりするなど、住宅全体に関わるような大規模な工事は「リノベーション」
新築の時と同等かそれに近くなるような工事は「リフォーム」と言い、新築の時以上の性能になるような工事は「リノベーション」と言います。
リフォームのメリット
費用が安い
建物全体の間取りを変更するなど大掛かりな工事は伴いませんので、建て替えやリノベーションなどに比べて費用を安く抑えることが可能です。
予算に応じて、必要な箇所のみリフォームできるのも魅力です。
工期が短い
大掛かりな工事は伴いませんので、工事にかかる期間も短くて済みます。
建て替えやリノベーションですと工事期間中は仮住まいに引っ越しをする必要があります。
しかし、リフォームですと程度にもよりますが、規模によっては建物に住んだまま工事を終わらせることが可能なときもあります。
住み慣れた間取りで生活できる
リフォームは住宅の機能を新築の状態に戻すことが主な目的なので、建物の見た目や機能が大きく変化することはありません。
一般的に住居には何年も住み続けていることが多いため、建物の使い方に慣れていることが多いかと思います。
住み心地に変化が生じることに抵抗がある場合におすすめです。
リフォームのデメリット
もし家族の増減や、住む人の健康状態に変化があった場合は住宅の持つ機能が改善することはありません。
また、建物の残す部分を傷つけないよう少しずつ丁寧に壊しながら作るという作業の繰り返しになりますので
コストパフォーマンスが悪く、工事は一度にまとめて行えばその分効率が良くなるので、コストが安くなります。
あまりにリフォームする箇所が多いようでしたら、リノベーションや建て替えを検討したほうが良いでしょう。
リノベーションのメリット
こだわりが出来る
内装に強いこだわりがあり、自分たちの生活スタイルに合わせて変更したいのであれば「リノベーション」がおすすめです。
間取りを変えて、広々としたリビングを作ったり、逆にプライバシーを重視して個室を作ったり、システムキッチンを設置するなど、画一的な住宅では実現不可能な、生活スタイルにあった住宅の実現が可能です。
立地が選べる確率が高くなる
希望する居住エリアで、自分たちの生活スタイルを満たす新築の住宅を探すのは簡単ではありません。
特に人気が集中する都心部では、多くの方が希望する住宅を見つけられず、別のエリアに変えてしまったり、希望する条件を諦めるなど、妥協する傾向があります。
しかし、最初からリノベーションを前提として考えれば、中古の住宅なども選択肢に入ります。
また、新築の物件と違い建物の価格も安くなるため、そのぶんリノベーションに予算を充てることも可能です。
住みたいエリアの駅から徒歩5分以内や、閑静な住宅地で暮らしたいなど細かな環境の条件さえ満たしていれば良いので、対象となる戸建やマンションの範囲を増やすことができます。
リノベーションのデメリット
住むまでに時間がかかる
中古リノベーションを行う際には、中古購入後すぐに引越しにはならず、設計・施工工程を経て物件をリノベーションをした後にお引き渡しするため、すぐに住むことができません。
工期は工事内容にもよりますが2ヶ月位かかることもございます
解体してみてわかることがある
中古物件購入時に表面的には状態がよさそうに見えたのに、いざ壁を剥がしてみたら排水管に水漏れがあったり、柱にヒビが入っていたりといった予期せぬダメージが見つかることがあります。
そうなると当初の見積金額から、追加の補修費用がかかるので当初予算を超えてしまうことになりかねません。
リノベーション工事を始めてみないとわからないことはどうしてもあります。
それを踏まえて、事前検査の段階で見積金額を出すのが専門家の仕事ではありますが、どうしても事前には分からないこともございます。
これらはやはり、リノベーションのデメリットと言えるでしょう。
リノベーションは基本的にフルスケルトンにするため、間取りや設備など様々な変更が可能なのですが、建物の構造によって可能な範囲は限られます。
例えばマンションの場合は、
- 上下・隣の部屋に影響がない範囲での改修になる
- 取り除けない柱がある
- 管理規約によって改修に制限がかかることがある
- オール電化にするのは電気・ガス等の容量が決められてるために不可なケースがある
- 工事音の関係から床材の変更が禁じられているケースが有る
といったことがあります。
戸建てでも同様に、壁や柱、増築についてはできる範囲での改修になります。
特に戸建てでは構造体(耐震や耐久性などの構造上必要な柱や梁)が密接に関わってきますので、希望すれば何でもできるわけではありません。
まとめ
今回はリフォームとリノベーションの違いについて紹介しました。
リフォームは原状回復、リノベーションは刷新、といった大まかな呼ばれ方の違いはあります。
当然それぞれの意味やメリット・デメリットを把握していけば思い通りの住まいづくりへとつながっていきます。
イーストリーフでは
自社設計・自社施工のため、外注に頼らず責任を持ってお客様の住宅をリフォーム・リノベーションしております。
費用のお見積りをはじめ、仕様、工事開始・完了時期まで全て弊社で賄います。
築年数が古く中々借主が決まらないオーナー様や
現在お住まいの戸建て・マンションが老朽化の為住みにくい等、住宅全般に関するお悩みを抱えていらっしゃる方は是非一度ご相談下さいませ。イーストリーフが建物を生まれ変わらせます。
ご相談やご質問等ございましたらお気軽にお問合せ下さいませ!