このブログでもたびたびご紹介しておりますが、物件が動くのはまさに今！１～３月が最も募集物件が多い時期なのです。

言い換えれば物件よりどりみどりのこの時期、いろいろ見て迷ってしまっている方も多いのではないでしょうか。イーストリーフで物件探しのお手伝いをさせていただければうれしいです☆

さて、賃貸物件に関するさまざまなギモンについて考えるブログ。
今回検証するテーマはコチラです↓

眺めるのが好き！という方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・。私のもその中の一人です・・・。そうです！間取りです！！

（ちなみに画像左はマンガの「ちびまる子ちゃん」のさくら家、画像右はマンガの「めぞん一刻」の一刻館の間取り図だそうです）

今回は間取りと家賃の関係を検証します♪

現在では本当にさまざまな間取りのお部屋が多数存在していますね。
私が在籍している新小岩支店では、賃貸物件ですと１K・１LDK・２DKのお問合せを多く頂戴しています。

まずは総武線沿線の家賃相場から見てみましょう～

当然物件の広さと家賃は比例しますから、お部屋の数が増えれば家賃相場も上がります。

また立地面を見ても、都心に近付けば近付くほど家賃相場も上がっていきます。

しかし例外として複数路線が乗り入れている駅の場合、都心からの距離を問わず相場があがることもあります。

上記の表だと船橋駅、西船橋駅、本八幡駅等が当てはまっていますね！

次に新小岩駅周辺の間取り別の家賃相場です。

上記同様、お部屋の数が増えると家賃相場も上がります。

しかし・・・よ～く見てみると・・・

１LDKの相場が高い・・・２Kや２DKよりも高い・・・。ナゼナゼ！？！？

これには理由があるのです！

①専有面積の関係

家賃は立地・最寄駅までの距離・築年数等々で決められますが、これらに加え「専有面積」も大きく関わってきます（広ければ広いほど家賃も高くなる）。

そもそも「DK」・「LDK」と名乗るのには帖数の規定があり（規定）、相当の専有面積を必要とします。

上記リンクの規定によれば、二部屋以上の「DK」を名乗るための帖数よりも「LDK」に必要な帖数の方がより広い面積を必要とします。

しかしながら、「LDK」部分を実際に「リビング・ダイニング」として使うのには
規定ギリギリの８帖ですと手狭に感じることもあります。人気物件の多くは「LDK」部分を１０帖以上確保しています。

上記を踏まえたとえば、二部屋が６帖ずつでDK６帖の「２DK」と一部屋が６帖でLDKが１２帖の「１LDK」では、
部屋数が違うにも関わらず専有面積はほぼ同じとなるのです！

ですので、上記の例のふたつの物件が家賃もほぼ同じとなるのです。

ちなみに、「２K」の場合「K」標記の帖数の規定はありませんので、「１LDK」の方が専有面積を必要とするケースが多いのです。

上記の例の物件の広さ（＝家賃）がほぼ同じになる理屈は解明できました。
では、「１LDK」の方が「高い」理由を考えてみましょう！

②需要と供給の関係

新小岩支店で１LDKの賃貸物件のお問合せいただく方は、シングルの方からカップルさん・新婚さんなど様々です。

調べてみたところ、上記に加え乳幼児がいるファミリーや、所謂DINKSの世帯など、様々な生活スタイルの方々からも人気のようです。

新小岩周辺の現在募集が出ている物件は２DKが約１８０件に対して１LDKは約５０件（2015年2月16日現在）。圧倒的に１LDKのお部屋の数が少ないのです。

そこへ先述の通り様々な世帯の方々から人気を得ている間取りということもあり、家賃が上がる傾向にあるようです。

③築年数の関係

上記②の募集中の物件の平均築年数は２DKが約２７年、１LDKが約１８年と、１LDKが比較的新しい物件が多いことがわかりました（遠藤調べ）。

もちろん築年数が経てば家賃相場は下がります。

上の二つの表から、約築２０年と約築３０年ではだいたい５，０００～１５，０００円の家賃の差があることがわかります（このデータは新小岩周辺のものではないのですが、金額が変わっても差額はほぼ一緒と考えてよいでしょう）。
新小岩周辺の間取り別家賃で、２DKと１LDKの相場の差額は１２，５００円ですからバッチリ当てはまります。

☆今回の検証結果☆

・立地・駅までの距離・築年数等がほぼ同じなら、間取り（専有面積）で家賃は変わる！

・広め１LDKは比較的新しい物件が多く、大人２人＋乳幼児１人までの生活ならば過ごしやすい！

・しかし、家賃を抑えたい方は２DKがオススメ！

先日のブログにもありましたが、新築～築５年以内の物件であれば家賃にほとんど差はありません。
家賃を抑えるならある程度築年数が経過している物件も視野に入れる必要がありそうです。
実は、２DKは間取りによっては１LDKのように使えるという裏ワザもありますが、
このお話はまた別の機会に・・・