保証会社とは?
こんにちは!市川妙典支店吉田です。
今回は…保証会社ってなに?どんな役割があるの?
と実はよくわかっていない賃貸物件のお申込み時によく出てくる
”保証会社”についてご説明していきたいと思います(^^)
保証会社ってそもそもなに?
賃貸住宅の契約時に必要な賃借人の連帯保証人を代行する会社です。
不動産賃借人との間で保証委託契約を締結します。
連帯保証人に代わって賃借人が滞納した家賃の支払いを一時的に引き受け、
連帯保証人と同様の役割で家賃の立替えをしてくれます。
元来は賃貸物件の契約時に連帯保証人を用意できない借主の為の保証制度でしたが、
個人の連帯保証人の形骸化などの諸問題に対応し、近年では貸主及び賃貸不動産管理業者の
家賃回収業務のアウトソージング(外部委託)としての役割が強くなってきています。
保証会社はいつできたの?
日本で最初に賃貸保証事業の確立をしたのは「日本賃貸保証株式会社」です。
平成7年(1995)から前例のない日本初の賃貸借契約の保証会社が始まりました。
グローバル化が進み、外国人留学生や労働者が急増した時代。
1990年代に入ってバブル景気が終わりを迎えると、大手銀行や証券会社は破綻し、不動産の価値が暴落。
会社の大小を問わず、誰にでも倒産やリストラで職を失う可能性がある時代でした。
職種や国籍等で差別され、信頼できる個人保証人を立てにくい環境下で、
市場には「入居難民」が増加。住居がないため就労できないという悪循環が出来始めました。
個人保証人の壁を無くし、第三者機関が保証する制度があれば、
住居を得て健全な社会生活を得られる人が増えるはず!
また、経済的に不安のある個人保証でなく、信頼性の高い機関保証であれば、
オーナーや不動産会社も安心できるという考えからこの事業が確立したのです。
保証会社に絶対入らないとだめなの?
基本的に保証会社加入必須と書かれている物件は保証会社へ入らないといけません。
一人暮らしの増加や、親族関係の希薄化に伴い、保証人が見つからない、
または候補があっても頼みづらい人が増えています。
また、非正規雇用や失業者の増加もあり、連帯保証人を見つけ出したとしても、
経済的に安定していないケースも多く、滞納金回収が確実でない例もあります。
不況に伴って、以前のように高額の敷金や保証金では入居者が集まらず、
敷金1~2か月分という契約が一般的になってきました。
そうなると、滞納された時の損害穴埋めも不十分となるので、
それに代わるリスクヘッジとして、確実に滞納分を取り立ててくれる存在が必要になってきます。
こうした状況の変化に伴い、今や大部分の賃貸人が、保証会社利用を義務付けているのです。
入居時の審査ってなにをみるの?
保証会社の審査でみられている内容は…
◆収入に対する家賃の支払比率
保証会社の審査では収入に対する家賃の比率は概ねの目安は30%位とされています。
しかし保証会社によっては25%を目安としている会社もあります。
◆人柄
服装や言動が横柄だったりする人についてはオーナーや不動産会社から
「トラブルの危険性がある」と見られ、評価が下がることがあるとみられるため注意が必要。
◆職業、保証人
雇用形態がフリーター、派遣社員、契約社員だと審査に影響してくる可能性が高いです。
きちんと毎月の家賃を滞納しないで支払をしてくれるかと不安な面があるからです。
しかし、年収が異様に高く、何をやっているのかを不動産会社やオーナーが
理解できない会社は「あやしい」と思われてしまい審査に影響を及ぼすこともあります。
保証人は基本的に本人と同等以上の収入があり、本人との続柄が2親等以内の方が対象です。
◆過去の滞納歴、支払い遅延歴等のデータ
信販系の保証会社ではCICなどの信用情報を利用するため
過去に事故があったり、携帯料金の遅延があると審査に通らないことがあります。
◆転居理由
求職中は一般的に無職の状態にあたるためオーナーから「トラブルになるのでは?」など
マイナスに考えられることもあります。
保証会社でも転居に至る理由が明確ではなかったりする場合は
危険なため、審査否決になることが多いです。
審査に落ちたらどうすればいいの?
保証会社の審査に落ちてしまったら一度落ち着きましょう!
何が原因で審査が通らなかったのかをお問合せしても知ることが出来ません。
しかし、1つの保証会社で審査に通らなかったから他の物件の審査も通らないとは限りません。
保証会社というのはいくつも違う会社があるため、一度ダメだったからとあきらめることはありません。
保証会社の審査が心配な方や、お悩みの方は一度ご相談ください!
いつでもお気軽にお問合せをお待ちしております(⋈◍>◡<◍)。✧♡