継手と仕口の話し
金物のない時代に、木 のみで接合するために継手、仕口という技術が生まれました。
長さの限りがある木材で家を組むためには、木材を加工し接合しなければなりません。
木材を継ぎ足して長さを長くする接合を継手、
木材が直交又は、斜交する接合を仕口といいます。
継手、仕口には、単純なものから複雑なもの、強弱、意匠的なものまで
さまざまな種類があり、これらは、長い歴史の中で改良が行われ現代まで受け継がれています。
プレカット(機械で加工を行う工法)の普及によって、継手、仕口が簡易化され
最近では接合金物との併用が一般的です。
また、継手の必要ない集成材やLVL合板も最近ではよく使われています。