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本日は、賃貸住宅における「更新料」についてまとめてみましたので参考にしてみて下さい。

「更新料」とは？いつ払うの？

賃貸住宅にお住まいの方は「更新料」というお金がかかることご存知ですか？

「同じ部屋を貸してくれるお礼」という意味で支払われていたお金がいまでも習慣化されて更新料とされています。

賃貸物件へ入居する際、貸主と借主の間で「賃貸借契約」が交わされます。

その契約には所定の期間があり

期間が満了した後も契約を継続させるためには契約の「更新」手続きが必要となります。

物件によって異なる場合もありますが、一般的な賃貸借契約の契約期間は２年です。

期間が満了する時期に支払いの案内が送付されるので、内容を確認したうえで更新料を支払うことになります。

「更新料」の相場は？

更新料についても物件や契約内容によって異なりますが、一般的には、家賃１ヶ月分が相場となります。

しかし、地域によっては更新料という概念がないところもあります。

契約の際や、もうすぐ更新の時期だけど忘れてしまったという方は契約書をきちんと確認しておくことが必要ですね。

（関西地方では賃貸物件全体の１割か２割程度しか更新料を定めていないそうです）

また、UR賃貸などの都市公団の物件や「住宅金融公庫融資物件」などは更新料が不要となっています。

このような物件を借りられると２年ごとの出費を抑えることが出来ますがなかなかいい物件が少なく、入居が難しいこともあります。。。

「更新料」にかかる費用と内訳

賃貸契約の更新の際に必要となる費用は、更新料だけではありません。

その他にかかる内訳をみてみましょう。

更新事務手数料

更新の際は不動産会社が手続きを行います。

その報酬として、更新料とは別で更新事務手数料が必要なケースがあります。

家賃の半月分が目安となります。

火災保険料

入居者はアパートやマンション、戸建てなどに入居する際に火災保険へ加入します。

その火災保険も２年ごとでの更新が一般的となります。

保険料の相場は約１.５万円～２.５万円となりますが

世帯人数や、お部屋の広さ、地震保険をつけるかつけないかによって金額は変わりますのでご注意ください。

保証委託料

保証会社を利用している場合は、保証会社との保証委託契約も更新する必要があります。

契約書類に金額は記載されており、月額総賃料の約３０％が目安です。

（加入プランによって更新料がかからないものもあります）

「更新料」の支払いをしないと？

更新料については法律による規定はありませんので契約書に記載されている条項に従って支払います。

賃貸借契約書に更新料についての条項がある場合は

更新料を支払わないと最悪の場合、賃貸借契約を解除されてしまう可能性があります。

実際に過去に行われた裁判では、

更新料が不当に高額でない限り支払わなければならない、という判決がだされています。

更新料についての定めがある賃貸物件に住んだ場合は、貸主の求めに応じて更新料を支払う義務があると考えましょう。

更新しない場合は？

更新を希望しない場合は、その旨を前もって管理会社また大家さんに通知する必要があります。

この際、契約書の「退去予告」の欄に、退去予告に要するに日数が書かれていますので必ず確認するようにしましょう。

退去通知についての定めは物件ごとに異なりますが、多くの物件では

通知をした日から少なくとも１ヶ月分の賃料は発生するものとしています。

引っ越しの予定が決まっている場合は日程に余裕をもって通知等をするようにしましょう。

まとめ

賃貸物件の更新の際は意外とお金がかかります。

更新して住み続ける場合も、更新を機にお引越しをする場合も金銭的な準備しておかないと

経済的に苦しくなってしまうかもしれません。

賃貸借契約書を確認し、ご自身の契約期間の確認をしっかりとしておきましょう！