賃貸物件の審査ポイントは?
ホームページをご覧いただきありがとうございます。
今回は賃貸の”審査”がテーマです。
お部屋を借りるまでの流れ
お部屋探しの始まりは
・インターネットで物件を検索
・不動産会社に入店
とスタートは人それぞれですが、ゴールまでの流れはある程度決まっています。
おおまかな流れは下の図のようになります。
住みたい物件が見つかるだろうか?期限までに間に合うだろうか?
お部屋探しには不安はつきものです。
中でも言葉のせいか最も不安になるのは「審査」かもしれませんね。
では、申込時は何を審査されるのでしょうか?
審査基準
審査されるポイントは、ずばり家賃が支払えるかです。
もちろん外国籍のお客様なら日本語が通じるというポイントなどもあります。
しかし、大家さんにとって一番困ることは家賃の滞納です。
家賃を滞納されて大家さんが困らないために多くの物件が保証会社への加入が必須条件となっています。
そして保証会社からしても家賃が支払える見込みのない方に加入させては保証しなくてはいけないのは目に見えていますので、それをふまえて審査をします。
家賃が支払えるかは主に下記の3点をチェックされます。
■現在の職場でどのくらいの期間働いているのか
■家賃に対して収入は相応か
■連帯保証人の収入はいくらか
それでは1つずつ見ていきましょう!
働いている期間
賃貸入居申込書には氏名や住所などの他に勤務先の情報を記載していただきます。
(※学生の方は学校の情報)
勤め先の勤続年数で入居してからも継続して家賃が支払えそうかを判断します。
申込時の必要書類も勤続年数によって変わります。
勤続年数1年以上・・・収入証明
勤続年数1年未満・・・直近3ヶ月分の給料明細
また、雇用形態も審査を大きく左右します。
正社員は固定給がありますのでそれを基準に判断してもらえます。
契約社員や派遣社員、アルバイトですと毎月何万円以上という安定した収入が見込めないので正社員に比べると審査は厳しくなります。
家賃は毎月支払うものなので安定した収入があることが良い評価をされるポイントになりますね。
家賃と収入の比率
駅から近くて新築で設備も充実!欲を言えばネット使用料無料!!
そのような物件も実際募集されていることはあります。
しかし、それだけ家賃も高くなります。
そして当然収入に見合った家賃でなければ生活ができなくなります。
例えば、1ヶ月の給料が20万円だとして家賃15万円の物件ですと貯金しないとしても5万円でやりくりしなければいけません。
食費以外にも服飾費や水光熱費、スマートフォンの使用料なども考慮しますととても生活できませんよね。
一般的に家賃は収入の3分の1までに抑えるべきと言われています。
そうすれば残った3分の2で十分生活ができるという計算になります。
保証会社の審査も同じように3分の1を基準としていたりします。この基準も必ず3分の1とするわけではなく価格にもよります。
生活スタイルや最低限かかる費用もありますので保証会社もその点は慎重に判断します。
もしもの時の連帯保証人
これから紹介する緊急連絡先と連帯保証人は
入居者が問題を起こしてしまった時に代わりに責任を負うか負わないかになりますので大きく異なります。
同じ申込書に記入するものですがそれぞれ役割がありますのでそれを理解したうえで選択していただくことをオススメします。
緊急連絡先
ほとんどの申込の場合は緊急連絡先としてどなたか1名の氏名・電話番号・続柄・住所を記入していただきます。
こちらは急用で入居者に連絡したい時に電話が繋がらない場合に代わりに緊急連絡先の方に連絡するためです。
責任を負うわけではありませんので申込書記入時に電話で緊急連絡先になってもらうように依頼されるお客様もいらっしゃったりします。
連帯保証人
一方、連帯保証人は残念ながら緊急連絡先を記入して審査に落ちてしまった際に記入していただくケースが多いです。
入居者が家賃を滞納した時などに代わりに家賃を支払っていただくための1名の情報を記入していただきます。
したがって緊急連絡先の情報だけでなく、勤務先情報も記入していただきます。
こうしたことから連帯保証人は簡単になってもらうことができないこともあり、事前に相談しておくべきかもしれません。
また、相談して了承してもらえることが多いことからも一般的には親をはじめとする親族に連帯保証人になっていただきます。
しかしながら、親族が連帯保証人になれば安心かというとそうでもありません。
仕事を引退されて年金生活をしている方ですと家賃滞納で代わりに責任を追及されても支払う余裕がないことがほとんどです。
また、連帯保証人にすると保証料が安くなることもありますので初期費用を少しでも抑えたい時は緊急連絡先ではなく連帯保証人を選択するということもあります。
人柄
審査は家賃の支払い能力が重視されるということでここまで紹介してまいりましたが、意外かもしれませんが人柄も審査に影響してきます。
隣人トラブルが起こってしまうと大家さんにとってはデメリットしかありません。
この人なら問題なさそうと思ってもらえるかも忘れてはいけませんね。
外見や態度
・横柄な態度
・言葉遣いが悪い
・挙動不審
・清潔感がない
書類や電話
・申込書のなぐり書き
・指定した期限に間に合わせない
・確認電話に出ない&折り返しの電話をしない
まとめ
お部屋探しから実際に入居するまでにはやらなければならないことがたくさんあります。
その中で住みたいと思った物件がありましたら私達不動産会社の営業マンも全力でサポートいたします。
しかし残念ながら審査が通らず入居できないというケースもあります。
そのような時は「他にも物件はある!」と考えていただきたいです。
家賃を少し下げて物件を探してみたり条件を少し変えるだけでも可能性は広がります。
是非、自分に合った物件を見つけてください!
それでは今回はこのあたりで。