不動産購入に必要な諸費用について
今回は不動産購入に必要な諸費用についてお話しさせて頂きます。
不動産を購入するにあたり、物件価格以外に必要な諸費用。
一般的によく「物件価格の約10%相当額程度」といわれますが、
簡単に項目と内容のご説明を致します。
※尚、記載金額については,ケースごとに異なりますので、
あくまでも参考目安としてご覧願います。
■不動産購入に必要な諸費用■ ~不動産売買の知識~
●登記費用
所有権移転(名義変更)、抵当権設定(担保の登記)を
司法書士に依頼しますので、その費用です。
1.実費(物件評価額・抵当設定額・軽減の有無等で異なる)
2.司法書士の報酬
合計で、およそ20万~50万円くらいが目安になります。
※新築を購入の場合は、建物自体が登記されておらず、
「表示登記」が別途必要になり、家屋調査士に依頼します。
表示登記費用はおよそ10万円くらいです。
※経験上の参考目安金額ですので、
司法書士・家屋調査士にご確認願います。
●住宅ローン保証料
通常、住宅ローンを組む際には、連帯保証人を立てる代わりに金融機関が指定する
保証会社と保証委託契約を結びます。
保証料というのは、保証会社に対して支払います。
住宅ローンの借入者は、保証料を保証会社に支払うことによって、代わりに金融機関
からの融資に対する信用を得ることになります。
つまり、借入人にとっては返済義務の相手が金融機関から保証会社へと移るだけです。
※保証料は0.2%~0.4%になりますが、借入金額と返済期間、金融機関により異なります。
例)借入2,000万 35年 420回払い 借入100万あたりにつき約20,610円
保証料は、412,200円となります。
保証料の支払い方法は2通りあります。
1.一括前払いで支払う「外枠方式」
2.毎月の支払いに上乗せして支払う「内枠方式」
例)「内枠」の場合は、毎月の金利に0.2%上乗せにして支払います。
(銀行や審査内容により率は異なります)
●銀行融資手数料
銀行からはお金を借入する際に、融資の手数料が必要になります。
金融機関により異なりますが、32,400円~54,000円くらいです。
●火災保険
ローン期間中、火災保険への加入が融資の条件になります。
家が燃えてローンだけ残った、なんて事にならないためです。
※保険の内容、地域、建物の内容により異なりますが、戸建なら50万~70万程度。
マンションなら12万~20万程度です。
●印紙代
売買契約書に貼付する印紙と、ローンの契約書(金銭消費貸借契約といいます)に貼付。
取引金額によって印紙代は異なります。
例)売買価格4,000万の売買契約書なら、10,000円の印紙が必要です。
(1千万超、5千万以下=10,000円 ※2015年3月現在)
※不動産譲渡に係る印紙税の軽減による
金銭消費貸借契約書(ローンの契約書)20,000円の印紙が必要です。
(1千万超、5千万以下=20,000円 ※2015年3月現在)
●固定資産税・都市計画税の清算金
固定資産税は、1月1日現在の所有者に納税通知が届きます。
物件引き渡し日(決済日・取引日)の前日までを売主負担。当日以降を買主負担とし、
日割計算し、買主が納税義務者である売主に支払います。
※金額は評価証明書か納税通知書に記載
※マンションの場合、加えて「管理費」と「修繕積立金」の清算も行います。
●仲介手数料
仲介した不動産会社へ支払います。
国土交通省が定めた計算方法が決まってます。
売買価格により定められていますが、取引価格が400万を超える場合は、
取引価格の3%+6万円(別途消費税)と覚えておいて下さい。
例)4,000万の売買なら・・・1,360,800円(税込)
以上、おおまかにはこんなところです。
物件やお客様によって金額は異なりますので、弊社スタッフにお気軽にお問合せください。