筋交い
筋交い(すじかい)とは、
軸組構造住宅で柱と柱の間に対角線に取りつけられる補強材のことです。住宅は地震や台風などの際に横から揺れにさらされます。筋交いを取りつけることでねじれを防ぎ、横からからの衝撃にも強くなります。
筋交いは木造軸組住宅において耐震性能を向上させるとても重要な補強材です。現在の筋交いを取りつける場合は筋交い金物(プレート)を使用して筋交いと柱をしっかりと固定します。
筋交いが取りつける箇所は耐力壁と呼ばれ、片側方向のみに筋交いを取りつける『片筋交い』とたすき状に掛ける『たすき掛け』と呼ばれる2種類の組み方があります。
日本にいる限り避けて通れない地震や台風によって建物に生じる力を、軸組工法では軸組の全体で負担するのではなく、そのなかの耐力壁(たいりょくかべ)と言われる部分で負担しています。
柱や梁を用いる軸組工法なのだから柱を太くすれば、あるいは柱が多ければ建物は丈夫。という風に誤解をしている人もいますが、それは、大きな間違いです。
地震や台風の力から建物を支え、倒れないようにしているのは、柱ではなく、耐力壁と言われる部分なのです。
耐力壁としてもっともなじみがあり、代表格なのが筋交いと呼ばれる部材ですね。
弊社の戸建は在来構造で建築されておりますので、今回ご紹介した筋交いを使用しています。建築中に見学して、発見してみては??