これなんだ?良く耳にする不動産用語
梅雨に入ってじめじめしてしていますね。天気が雨だとなんだかすっきりしないと思います。心がね。5月病なんて通用しない時期に入って滅入っている立野です。さて、今日は不動産を探すにあたってよく聞く言葉をほんのほんの一部纏めました。住宅購入の少しお役立ちになればと思います。また次回もお纏め致します。
再建築不可(サイケンチクフカ)
家を建て直すことができない土地のこと。建築基準法によって、「道路に2m以上接していない土地には家を建てることができない」と定められているが、そのような土地でも、法律制定以前に既に家が建てられている場合がある。(「既存不適格物件」という)。この土地を売りに出す場合は、物件広告や重要事項説明書に必ず「再建築不可」と書くことが義務づけられている。リフォームして住むことはできるが、立て替えは不可能。
セットバック
都市計画区域内で建物を建てる時に、建築物を道路の境界線から一定の距離だけ後退させること。具体的には、次の3つのケースがある。(1)敷地に接している前面道路が幅員4m未満の場合の宅地に建物を建てる時は、道路の中心線から2m以上後退させる。道路の反対側が崖や川などの時は、崖側の道路の境界線から4m以上後退させる。(2)壁面線が定められている道路に面している宅地に建物を建てる時は、その壁面線まで後退させる。(3)建築基準法上の道路斜線制限によって、中高層建築物の一部を後退させる。
間口(マグチ)
土地や建物の正面の幅のこと。土地・建物の長さを表す「奥行き」の対語である。一般に、土地や一戸建て住宅の場合は、道路が面している面を間口という。角地の場合には、主要道路に面している面や玄関のある面が間口と見なされる。またマンションでは、バルコニーなどの大きな開口部がある側面の幅を、間口ということが多い。
買い換え特約(カイカエトクヤク)
マイホームなどを買い換える時、「所有物件が売却できない場合には、不動産の購入契約を白紙に戻し、売り主がすでに受け取った手付金等のお金を返してもらえる」という条項を契約に入れておくこと。
買い換えローン(カイカエローン)
マイホームなどを買い換える際に利用できる住宅ローンのこと。大きくは、(1)住宅を買い換える時、売却と購入のタイミングをうまく合わせるために、売却までのつなぎを援助する住宅ローンのことで、「つなぎ融資」ともいう。(2)持ち家を売却しても、借りていたローンの残債が売却価格を上回り、ローンを返せない「担保割れ」が生じた時に、担保割れ分を補う担保抹消ローンのことの2つに分けることができる。
フラット35(フラットサンジュウゴ)
住宅金融支援機構と民間との提携によるフラット35は、金利タイプが完全固定型で、窓口となる金融機関が金利を毎月決めます。70歳未満で安定した収入があれば誰でも借りられますが、対象住宅には広さや質などの条件があります。住宅が一定の基準を満たすと、当初金利が引き下げられる「フラット35S」が利用可能です。借りるときの保証料が無料なほか、繰り上げ返済手数料も無料です。
ファサード
一般に建築物の正面(玄関やアプローチを配した側)のことをファサード(Fa?ade)という。ただし外観として重要な場合には、側面あいは背面をファサードと呼ぶケースもある。
変動金利(ヘンドウキンリ)
民間金融機関の住宅ローンで採用されている金利タイプの1つ。金融情勢の変化によって、返済途中で金利が変わるもので、変動金利を採用した住宅ローンを「変動金利ローン」という。金利の見直しは年に2回行われるが、返済額は5年間変わらず、この間、返済額に占める元金と利息の割合が変わる。金利が下がれば元金の割合が増え、支払い利息総額が減ることになる。5年に一度、返済額を見直すが、新しい返済額はそれまでの返済額の1.25倍までなどと決められている。
ホルムアルデヒド
揮発性有機化合物で、シックハウス症候群の原因となる室内空気汚染源の1つとされている。合板などの製造に使われる接着剤や塗料などに含まれる、ホルマリンの一種で、空中に放散し、多量に吸い込むとアレルギーや中毒を起こす恐れがある。WHO(世界保健機構)の分類では、他の揮発性有機化合物(VOC)よりも沸点が低く揮発性が高いため、高揮発性有機化合物(VVOC)に指定されている。2003年(平成15年)7月の改正建築基準法の施行で、その使用が制限されている。シックハウス症候群の主原因の1つといわれている。住宅用の合板やパーティクルボード、壁紙用接着剤等に用いられる合成樹脂、さらに接着剤などが主な用途である。ホルムアルデヒドによる身体への影響としては、目・鼻・喉の傷みやかゆみ、頭痛、ふらつき、皮膚のかゆみなど。また重度の場合には吐き気や不整脈、手足のしびれ、呼吸器障害などを引き起こす。厚生労働省の室内濃度指針値は0.08ppm以下で、これは1mg/m2に相当する。ちなみに気管支ぜん息の患者は、0.25〜0.5ppmの暴露で激しいぜん息の発作を起こすといわれている。
位置指定道路(イチシテイドウロ)
住宅を建てるために、敷地(土地)内に私道を造り、それを建築基準法上の道路として特定行政庁(都道府県知事や市町村長)に認可してもらった道のこと。建築基準法では、原則、幅4m以上の道路に2m以上接していない土地には住宅を建てることはできないと定められている。これを「接道義務」というが、広い土地を数区画に分割して販売すると、どうしても道路(公道)から離れた区画は接道義務を満たすことができなくなる。そこで敷地の一部を私道(位置指定道路)にして、住宅を建てることになるのだ。公道から奥まった区画に私道を設けた場合、その土地の形状が旗竿に似ていることから、「旗竿状土地」とも呼ばれている。